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ドイツの小学校はどんなところ?学校生活の様子や特徴

ドイツの小学校は、小学校4年生で進路を決めることや、発言・プレゼンを重視した授業スタイルが特徴です。

また、入学する年を調整できたり、留年・飛び級があることも日本にはない制度です。

本記事では、ドイツの教育システムから小学校の授業・学校生活、評価の仕組みまで、全体像をわかりやすく整理します。

ドイツの小学校とは

小学校(Grundschule)は、1年生~4年生までの4年間です。ベルリンは6年間です。

義務教育なので市から近隣の学校を勧められますが、必ず通わなければいけないわけではなく、他の学校に通うことも可能です。

公立でも学校によってカラーがあり、音楽に力を入れている学校や、森の中でのんびり過ごす学校、ドイツ語が苦手な子のための学校など、さまざまな特色があります。

また、ドイツでは小学校卒業時(10歳)に進路が決まるため、小学校は大切な時期になります。

学校生活

ドイツの小学校は、朝早く始まり、昼過ぎには授業が終わるので、日本と比べるととても早い帰宅です。

どの学校も「朝食」を持参して授業の合間に食べる習慣があります。
また、昼食はお弁当持参か学食(Mensa)です。学食は昼食だけでなく、スナックや自販機もあり、好きなときに買えます。

日本のような集団登校はなく、遠方の場合は保護者が送迎します。

朝礼や帰りの会、掃除の時間はありません。

日本とドイツの学校生活の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

授業内容

授業は、ドイツ語(Deutsch)・算数(Mathematik)・生活(Sachunterricht)を中心に行われ、日によってどの教科をやるか変わります。

学校によっては、ドイツ語の補習授業(DaZ)が行われることもあり、文法を中心に学びます。

日本と比べて発言やグループワークが重視されており、授業中に積極的に意見を述べたり、グループで課題に取り組んだり、プレゼンテーションも頻繁にあります。

発言や積極性が非常に大事で、静かに聞いているだけの子は注意されます。

テスト・評価の仕方

3年生から本格的なテストと成績評価が始まります。
成績は「1〜6」の数字で評価され、日本とは逆で数字が小さいほど良い評価となります。

テストは日本のような100点満点ではなく、問題数や配点が異なる形式で実施され、その結果をもとに評価へ換算されます。

また、テストの点数だけでなく、授業中の発言や取り組み姿勢、グループワークへの参加も評価の対象となり成績に大きく影響するのが特徴です。

テストの具体的な内容や評価の仕組みについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

移民・外国人への対応

ドイツには移民が多いため、ドイツ語が話せない子どものためのサポートがあります。日本人も該当します。

学校や地域によって対応は異なり二つのパターンがあります。

  • 移民クラスで集中的にドイツ語を学ぶ
  • 通常クラスで授業を受けながら文法を中心に習得していく

語学力や学習環境によっては、学年を調整してスタートすることもあり、入学時に学校と相談します。

教育システム

ドイツの学校制度は、日本の「6・3・3」制とは異なり、小学校(Grundschule)4年間の後にコースが分かれ、各々で在籍年数・学習内容が異なります。

進学先は以下の4つです。

  • 大学進学を目指すGymnasium(ギムナジウム)
  • 職業・専門分野へ進学するRealschule(レアルシューレ)
  • 職業訓練を中心としたHauptschule(ハウプトシューレ)
  • 上記を統合したGesamtschule(ゲザムトシューレ)

進路は主に成績や適性をもとに決まり、小学校4年生前半の成績をもとに進学先が推薦されます。州や学校によっては、6年生まで進路変更が可能です。

また、留年や飛び級といった制度も一般的で、子ども一人ひとりの理解度や成長に合わせた学習環境を重視しています。

ドイツの教育制度の全体像については、こちらの記事で詳しく解説しています。

入学時期の仕組み(Kann-Kind)

ドイツでは、誕生日によって入学する年を調整できる仕組みがあります。

例えばノルトライン=ヴェストファーレン州では、7月末までに6歳になる子どもは「Muss-Kind」と呼ばれ、その年に入学する必要があります。

一方、8月〜12月に6歳になる子どもは「Kann-Kind」と呼ばれ、その年に入学するか、1年遅らせるかを選択することが可能です。

幼稚園の先生から子どもに合ったタイミングを勧められますが、最終的な判断は保護者が行います。

新学年

州によって異なりますが、アーヘンでは8月末から翌年6月末までが1年間となります。

7月初旬まで授業が行われる州もあり、例えばフランクフルトでは7月半ば頃まで授業があります。

夏休みは約2か月と非常に長いです。

まとめ

ドイツの小学校は、10歳頃に進路コースが分かれる教育制度や、発言・プレゼンを重視する授業など、日本とは大きく異なります。

また、塾はなくテストや成績が進路に影響するため、家庭でのサポートが重要になります。

さらに、入学時期の調整(Kann-Kind)や移民への対応など、日本にはない仕組みも多くあります。

それぞれの詳細については、各記事で解説していますので、気になるテーマからご覧ください。

ドイツの学校生活や教育制度は、日本と違う点が多く、戸惑うことも少なくありません。

弊社では、アーヘンでの生活立ち上げだけでなく、お子様の学校生活や教育についてのご相談も承っています。

アーヘンでの生活や子育てに不安がある方は、お気軽にご相談ください。

文:レンガ

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