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アーヘン大聖堂
LIFE IN GERMANY

アーヘンってどんな街?|基本情報から世界遺産・観光・暮らしまで

アーヘンは、ドイツ最西端に位置する、オランダとベルギーの国境に近い街です。
世界遺産のアーヘン大聖堂や国内トップクラスのアーヘン工科大学(RWTH)があり、歴史ある街でありながら、世界各国から学生や研究者が集まります。
小さな街ですが、歴史、大学、国境の街ならではの魅力が詰まったアーヘン。
街の基本情報から観光、実際の暮らしまで詳しくご紹介します。

人口
26.20万人
面積
160.83㎢
夏の平均気温
18℃
冬の平均気温
3℃
冬の日の出
8:30
学生比率
人口1/5

基本情報

AachenMap

アーヘンは人口約26万人のコンパクトな街です。中心部は歩いて回れるほどの大きさで、市内観光バスなら約2時間で主要エリアを一通り巡ることができます。

カール大帝に愛された街として知られ、世界遺産のアーヘン大聖堂をはじめ、歴史を感じる建物が多く残るのもアーヘンの特徴です。

また、ドイツトップクラスのアーヘン工科大学(RWTH)には、世界各国から学生や研究者、エンジニアが集まります。人口の約5分の1を学生が占める、小さいながらもインターナショナルな街です。

特に有名なのが、毎年旧市街で開催されるクリスマスマーケットです。ドイツ国内でも人気が高く、TOP10に入ります。大聖堂から旧市庁舎までクリスマス一色になるこの時期は、アーヘンが一年で最も華やぐ季節です。

アーヘンの歴史について、詳しくはこちらで紹介しています。

気候・服装

春夏秋が短く、冬が長いです。1年のうち195日は雨が降り、終日晴れの天気予報の日でも突然降ることが多々あります。

ドイツは北海道より緯度が高く寒いイメージがありますが、アーヘンでは雪は年に数回しか降りません。冬の平均最低気温は0℃前後で、ドイツの中では比較的温暖です。

30℃を超える夏日は年に1〜2週間程度で、夏服はあまり必要ありません。

一日の中でも天気や気温が何度も変わるので、脱ぎ着しやすい服装が便利です。雨がザーザー降って肌寒いと思ったら、15分後にはすっかり晴れて暖かくなることもあります。そのため、「Zwiebel-Look(玉ねぎスタイル)」のように、薄手の服を重ね着すると過ごしやすいです。

ドイツの建物は断熱性が高く、室内は暖かいため、真冬でも厚手のセーターや下着類はあまり出番がありません。「長袖のカットソーなど」+「薄手の羽織りもの」+「季節に合ったアウター」が、一年を通して使いやすい組み合わせです。ウールのコートよりは、ダウンコートの方が長い期間使えます。

夏の夜は22時ごろまで明るく、夕方から夜にかけての心地よさは、日本ではなかなか味わえません。美しい街並みに囲まれて過ごすアーヘンの夏の夜は、本当に贅沢な時間です。

夏の夜8時

街並み

アーヘンは、歴史ある建物と石畳が残る、とてもヨーロッパらしい街です。街はコンパクトですが、エリアによって街並みや雰囲気が大きく変わります。

中心部の旧市街には、アーヘン大聖堂や旧市庁舎を中心に、石畳の細い道や古い建物が残り、カフェやレストラン、ショップが集まっています。

旧市街を少し離れると、雰囲気は一変します。Frankenbergには古い建物が並ぶ住宅街があり、Hangeweiher周辺は緑が多く落ち着いた雰囲気です。大学のあるHörnやMelaten方面へ行くと、RWTHの施設や新しい建物が増え、学生や研究者の多い大学街らしい街並みになります。

特にBurtscheidは別格で、初めてBurtscheidの街並みを見たとき、家族全員が「絶対ここに住みたい!」と思うほど、ドイツの歴史や雰囲気を感じられるステキな街です。

旧市街から大学周辺、住宅街まで、アーヘンの各エリアについてはこちらの記事で紹介しています。

アーヘン大聖堂と旧市街

街の中心、旧市街には、1200年以上の歴史を持つアーヘン大聖堂がそびえ建っています。石畳を歩きながら、「ここにカール大帝がいたんだなあ」と思うと、不思議な感覚を覚えます。

アーヘン大聖堂

大聖堂では歴代の王の戴冠式が行われ、その後、向かいにある宮殿の「王の間」で祝賀の宴が開かれていました。
その王の間の宮殿跡地に建てられたのが、現在のアーヘン旧市庁舎です。旧市庁舎の一角には、カール大帝の時代に建てられた「グラヌスの塔(Granusturm)」の一部が今も残っています。

旧市庁舎

大聖堂から市庁舎へ続く石畳の坂道には、可愛いお店やレストランが立ち並び、まるで「魔女の宅急便」のような雰囲気です。

大聖堂周辺のパン屋さんには、アーヘン名物のプリンテンが美しく並べられ、その華やかな飾りつけに、旅行客だけでなく地元の人も思わず足を止めて見入ってしまいます。

アーヘン大聖堂については、こちらの記事をお読みください。

アーヘンで暮らしていると、1200年以上前の人物であるカール大帝が、今でも街の人たちにとても身近な存在なのを感じます。本屋さんやショッピングセンターには「カール大帝コーナー」があるほどです。

カール大帝については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

暮らしやすさ

アーヘン工科大学には世界中から学生や研究者が集まるため、外国人や他都市出身のドイツ人が多く暮らしています。そのため、外国人でも「よそ者」のようには感じにくく、とても暮らしやすい街です。

トラムはありませんが、バス路線が充実しているので、車がなくても通勤や通学には不自由しません。

中心街はレストランやショップが並びいつも賑やかですが、少し離れると牧場や森、ハイキングトレイルが広がります。「ポニーに乗りたいな」と思ったら、すぐに乗りに行けるくらい自然が身近にあるのはいいですね。

アーヘンでの買い物や交通、病院・健康保険、生活上のルールなど、実際の生活については、「アーヘンでの生活」で詳しく紹介しています。

治安

アーヘンはドイツの中でも治安の良い街です。

お隣のデュッセルドルフでは、よくスーツケースやパスポートを取られた、と聞きますがアーヘンではほとんど聞いたことがありません。とはいえ、レストランや混雑する場所では、しっかりバッグはチャックで閉めるようにしてください。

注意したいエリア

街の中心部にあるKaiserplatz周辺には、薬物の受け渡しが行われている場所があります。一度だけ子どもと歩いていたときに使用者に遭遇したのですが、見たことない光景だったのでかなり驚きました。

ただ、Kaiserplatzにはバス停があり人通りも多く、普段から多くの人が利用する場所です。私も頻繁に利用していましたので、必要以上に怖がることはありませんが、こういう場所だと知っておくと安心です。

車上荒らし

また、Kaiserplatz周辺では車上荒らしにも注意が必要です。実際に、知人が夜に路上駐車をして、翌朝戻ったら車の窓ガラスが割られていたことがありました。

特に夜間の路上駐車はできるだけ避け、住居を探す際にも、Kaiserplatz周辺の場合は立地や駐車環境を確認しておくと安心です。

立地

アーヘンはオランダとベルギーの国境に近く、どの地域からでも車で15〜30分ほどで国境を越えることができます。

アーヘン中央駅から高速鉄道ICEを利用すると、近隣の国へ気軽に行くことができます。ブリュッセルまでは約2時間、パリまでは約3時間、ケルンへは約40分、デュッセルドルフまでは約1時間です。

日本では考えられないような距離間でいろいろな国へ行けるのはアーヘンの大きな魅力です。

パリのディズニーランドまでは車で約4時間。我が家は早朝に出発し、夜中にアーヘンへ帰ってくる日帰り旅行をしていました。

伝統的な木組み家屋が美しいモンシャウへは車で約40分、ワインの名産地として知られるモーゼル川方面へも車で2時間ほどです。

日本人にはとっても便利なデュッセルドルフ

デュッセルドルフには約6,000人の日本人が暮らしており、日本食レストランやアジアンショップ、日本の本を扱う書店、日本語で対応してもらえる病院や薬局などもあります。ドイツにいながら日本の食材やサービスが手に入る、日本人にとってはとても暮らしやすい街です。

また、日本人学校や毎週土曜日に開かれる補習校があるので、アーヘンから補習校へ通っている子供も多いです。

アーヘンからは車や電車で約1時間。我が家も月に1回ほど日本食材の買い出しに行き、帰りにラーメンや定食を食べて帰っていました。たまに、日本人のサッカー選手にばったり会うこともありますよ。

日曜日も営業中のベルギーとオランダ

ドイツには「閉店法」があり、日曜日はすべての商店が休業です。そのため街はとても静かになりますが、買い物好きなドイツ人は、営業しているベルギーやオランダのスーパーへひとっとびなので、ドイツ人で大賑わいです。

「そんなに買い物したいなら、法律を変えたら?」と言いたくなりますね(笑)

アーヘン工科大学

ドイツで「アーヘンに住んでいた」と言えば、「アーヘン工科大学に通っていたの?」と聞かれるほど、アーヘン工科大学はドイツでも有名な大学です。

ドイツを代表する理工系大学のひとつで、世界中から優秀な学生や研究者が集まります。ドイツの主要な工科大学で構成される「TU9」に加盟し、エクセレンス大学にも選ばれています。

特徴的なのが、ドイツ国内でも非常に有名な大学病院の建物です。私には少々不気味に見えるのですが、一見の価値ありです。

Uniklinik Aachen

アーヘン工科大学について、詳しくはこちらをお読みください。

ケルン音楽大学アーヘン校

ケルン音楽大学(Hochschule für Musik und Tanz Köln)は、1850年に創立されたケルン音楽院を前身とする、ヨーロッパ最古の名門音楽大学の一つで、アーヘンにも分校があります。アーヘン音楽大学とも呼ばれています。

アーヘン音楽大学は、アーヘン大聖堂近くにあり、 在籍学生は約220人で、日本人留学生もいます。

地域とのつながりも深く、アーヘン市立歌劇場(Theater Aachen)のオペラ公演やコンサートに学生や卒業生が出演することもあります。

アーヘンの観光スポット

アーヘンに来たら必ず行ってほしいのは、もちろん世界遺産のアーヘン大聖堂ですが、他にも見どころがあります。

アーヘンはもともと温泉で有名な街で、カール大帝も宮殿に温泉施設を造るほどでした。今でも温泉は有名で、おしゃれな温泉「Carolus Thermen」があります。ただし、サウナエリアは水着禁止で男女混浴です。お気を付け下さい。

また、日本でもおなじみのLindtのチョコレート工場があり、色々な種類のリンツを購入できます。安いですよ!

そして、ドイツ最西端のアーヘンならではの場所が、ドイツ・オランダ・ベルギーの3か国国境ポイントです。一歩歩けばオランダ、また一歩でベルギー。3か国を歩いて行き来できるのは楽しいですね。

ここには巨大迷路もあり、子どもと一緒に行くのにおすすめです。途中にはクイズに正解すると鍵を開けて近道できる仕掛けがあるのですが、これがなかなか難しい!我が家は全く分かりませんでした(笑)。ぜひ挑戦してみてください。

アーヘンのおすすめ観光スポットについては、こちらをお読みください。

まとめ

アーヘンは、世界遺産のアーヘン大聖堂と、ドイツを代表するアーヘン工科大学(RWTH Aachen)がある、歴史と学術の街です。

歴史ある旧市街、世界中から学生や研究者が集まる国際的な環境、そして身近な自然。小さな街の中にさまざまな魅力が詰まっています。

アーヘンでの住まい探しや各種手続きは、現地スタッフが日本語でサポートする弊社にお気軽にご相談ください。

文:レンガ&プリンテンちゃん

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