ドイツでの生活費、どれくらいかかるのか気になりますよね。
ドイツの家賃相場はいくらなのか、寒いドイツで暖房費はどれくらいかかるのか、交通費に学割はあるのかなど、ドイツならではの生活費事情が知りたいですね。
ドイツ最西端の街、アーヘンでの生活費を例に、目安とその内訳をご紹介します。
毎月の生活費
ドイツで生活を始めるとき、気になるのが「毎月いくらかかるの?」という点ですよね。
ライフスタイルや住まいによって差はありますが、アーヘンでの生活費(家賃・光熱費・食費・交通費)の目安は以下の通りです。
・単身:約900〜1,300ユーロ/月
・家族(4人):約2,300〜3,500ユーロ/月
家賃
家具付き・家具無し、1人暮らし・シェアハウス、築年数や立地によって、家賃は大きく変動します。
光熱費
光熱費は、電気代や暖房費などが含まれ、これらの費用は毎月一定額を前払いし、年度末に実際の使用量に応じて精算(追加請求や返金)される仕組みです。
そのため、月々の支払額と最終的な支払額が異なる場合があります。
食費
自炊中心か外食中心かで変動します。ドイツでは外食が比較的高いため、自炊が中心になることが多いです。
日本のようにお茶が無料で出てきたり、ご飯がおかわり自由だったり、気軽に入れる定食屋さんがあったり…という環境ではないため、外食は高く感じるかもしれません。
交通費
学生の場合はセメスターチケットにより無料または格安で利用できます。社会人の場合は定期券の購入が一般的です。
アーヘンでの生活全体の雰囲気や文化については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
家賃(アーヘンの場合)
ドイツでも生活費の中で最も大きな割合を占めるのが家賃です。特に近年は物件不足の影響もあり、どの地域も家賃は上昇傾向にあります。
家賃の目安(アーヘン)
| 区分 | 家賃 | 広さ |
| 単身(家具付き) | 600〜1,000ユーロ | 20〜50㎡ |
| シェアハウス(WG) | 200〜600ユーロ | 15〜40㎡ |
| 4人家族(家具付き) | 1,200〜2,000ユーロ | 80〜100㎡ |
| 4人家族(家具無し) | 1,100〜1,500ユーロ | 100〜150㎡ |
家具付き物件の場合、光熱費やインターネットが含まれていることが多く、ドイツ生活をスムーズに始めやすいのが特徴です。
アーヘンはドイツの中でも比較的家賃が抑えられる中規模都市です。ミュンヘンやデュッセルドルフなどの大都市では、同じ条件でも家賃が1.5〜2倍になります。
アーヘンでの物件探しは非常に競争が激しく、内見すら難しいケースもあります。詳しくは、こちらの記事で解説しています。
光熱費
ドイツでは光熱費、特に暖房費が大きな負担になりますが、家具付き物件(Warmmiete)の場合、これらの費用が家賃に含まれていることが多く、別途支払いが不要です。
| 電気代 | 暖房費 | 合計(目安) | 備考 | |
| 単身 | 25〜35€ | 30〜80€ | 60〜120€ | 自炊・在宅時間で 変動 |
| 2人家族 | 40〜70€ | 60〜120€ | 100〜180€ | |
| 4人家族 | 80〜120€ | 200〜250€ | 300〜350€ |
※暖房費は冬場に大きく上昇するため、年間平均ではなく「冬のピーク」を基準に考えることをおすすめします。
光熱費に影響するポイント(エネルギー効率)
ドイツの物件には「エネルギー効率(Energieeffizienzklasse)」があり、A〜Hで分類されています。
- A〜B:省エネ(暖房費が安い)
- C〜E:標準
- F〜H:暖房費が高くなりやすい
例えば、エネルギー効率がHの物件では、築浅物件に比べて暖房費がやや高くなる傾向があります。
ただし暖房性能自体は高く、室内が寒いということはほとんどありません。
実際には、暖房を弱めに設定していても十分暖かいです。
食費
食費は生活スタイルによって大きく変わります。
| 食費 | スーパー | 自炊/外食 | |
| 節約タイプ | 200〜300ユーロ/月 | Netto / ALDI / Lidl中心 | ほぼ自炊 外食なし |
| 普通(平均的な生活) | 300〜450ユーロ/月 | REWE / EDEKAも利用 | だいたい自炊 たまに外食 |
| 余裕あり(社会人) | 400〜600ユーロ/月 | REWE / EDEKA / アジア食材 | まあまあ自炊 外食多め |
お醤油やお米はREWEなどのスーパーでも購入できますが割高なため、アジアンショップの利用がおすすめです。
日本から持参すると費用を抑えることもできます。
スーパーについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
外食費
渡独直後は外食が増えやすく、最初の1〜2ヶ月は食費が高くなることもあります。
- ランチ:10〜15ユーロ
- ディナー:15〜25ユーロ
交通費
電車・バス
- 一般:月50〜100ユーロ程度
- 学生:セメスターチケットで格安利用可能
セメスターチケットとは、学生が利用できる公共交通機関の定期券です。大学の学期費(Semesterbeitrag)に含まれており、別途購入する必要はありません。
費用は大学によって異なりますが、目安は、月30〜35ユーロ程度(約200ユーロ/学期)です。
バスや電車(RE・RBなど)が乗り放題となるため、通学だけでなく旅行にも利用できます。
※ICEなどの高速列車は利用できません。
タクシー
日常的に利用することは多くありませんが、荷物が多い場合や空港からの移動では便利です。
特に渡独日にご家族でフランクフルト空港からアーヘンへ移動する際は、エアポートタクシーがおすすめです。
まとめ
ドイツでの生活費は、「単身:900〜1,300ユーロ/月」「家族(4人):2,300〜3,500ユーロ/月」が一つの目安となります。
特にアーヘンは比較的生活コストを抑えやすい都市ですが、地域、物件の条件やライフスタイルによって大きく変わるため、家賃だけでなく光熱費や生活スタイルも含めて検討することが重要です。
※本記事の数値は、現地での実体験や一般的な生活費データをもとにまとめています。
文:レンガ
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