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プロが教えるドイツのアパート探し|スムーズに見つけるコツ

ドイツでのアパート探しは、途中で投げ出したくなるほど大変です。条件に合う物件を見つけても、内見の機会すら得られず、渡航直前まで住まいが決まらないことも珍しくありません。

実はドイツのアパート探しでは、「いい物件を見つける」ことより「内見を取る」ことの方が難しいのです。

この記事では、できるだけスムーズにアパートを見つけられるよう、物件探しの流れや難しさ、内見や契約で確認しておきたいこと、探すときのポイントを紹介します。

ドイツのアパート探しはなぜ難しいのか

昔からそうなのですが、日本のように「気になる物件を見つけて、不動産会社に問い合わせれば内見できる」という流れではありません。

一つの物件に多くの希望者が集まるため、問い合わせをしても返信が来ない、内見に呼ばれないということが普通にあります。 内見まで進んでも、その中から大家さんや管理会社に選ばれなければ契約できません。

つまりドイツのアパート探しは、「物件を選ぶ」というより、「まず内見に呼んでもらい、その後さらに入居者として選んでもらう」のです。

かつ、今は慢性的な物件不足が続いており、ミュンヘンやベルリンといった大都市だけでなく、中都市でも需要が供給を上回っています。

そのため、条件の良い物件だけを探していると、なかなか住まいが決まらないのが現状です。

ドイツでアパートを探す方法

ドイツでは、不動産会社に来店して希望条件を伝え、物件を紹介してもらうのではなく、賃貸サイトを使って自分で探します。

代表的なサイトにはImmoScout24があります。希望するエリアや家賃、広さなどの条件を設定して物件を探し、気になる物件があれば問い合わせます。日本にある不動産サイトと同じですね。

ただし、賃貸サイトには詐欺物件もあるので注意が必要です。

ImmobilienScout24の使い方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

不動産会社と家主直接契約の2パターン

物件には、不動産会社を通して契約する場合と、家主さんと直接契約する場合があります。家主さんと直接契約?!と日本人には少々驚きですが、ドイツでは一般的です。

家賃はKaltmieteとWarmmieteを確認

ドイツの家賃は、Kaltmiete(基本家賃)Warmmiete(共益費等を含む家賃)に分けて記載されています。

物件を探す際は、Kaltmieteだけを見て「安い」と判断せず、実際に毎月いくら必要になるのかを確認してください。

家具付きと家具無し、どちらがいい?

検索サイトに掲載されているのは主に家具無しです。

家具付きは、設備や生活インフラが整っており、手軽に入居・退去できますが、家賃は高めになります。

家具無し物件は、家賃は抑えられますが、照明やキッチンなどを一から整える必要があり、ほぼ「空っぽ」の状態から生活を立ち上げる必要があります。

詐欺には注意

内見依頼を出しても返信が来ない状況が続くと、焦りから条件の良い物件に飛びついてしまうことがあります。

その中には詐欺も含まれているため、下記のような場合にはご注意ください。

  • 問い合わせ後、すぐに返信が来る
  • 質問に対してずれた回答が返信がくる
  • 部屋の写真が非常に洗練されている
  • 広さや立地に対して家賃が極端に安い
  • 内見や契約前に前家賃・保証金の支払いを求められる

アパート探しの流れ

ドイツでのアパート探しは、大きく以下の流れで進みます。

① 賃貸サイトで物件を探す
② 内見依頼を送る
③ 内見
④ 入居申込み・選考
⑤ 契約
⑥ 入居

気になる物件を見つけたら、まずは内見依頼を送ります。

ただし、前述したように、問い合わせをしたからといって内見できるわけではありません。 多くの希望者の中から内見に呼ばれ、さらに内見後に入居希望を出し、大家さんや管理会社から選ばれて初めて契約へ進むことができます。

そのため、物件を見つけてから契約までスムーズに進むことはほぼなく、何度も問い合わせや内見を繰り返すことが普通です。

なかなか見つからない!アパート探しのポイント

「いい物件を見つける」より「内見を取る」のが難しい

物件検索サイトを見ていると、条件に合う物件自体は意外と見つかります。

問題は、その物件を見つけたからといって、内見できるわけではないことです。

条件の良い物件には多くの問い合わせが集まるため、何件問い合わせても内見が一件も取れない、ということはよくあります。

内見が取れたら、絶対に手放さない!

ドイツでは、内見までたどり着くこと自体が大変です。だからこそ、せっかく取れた内見のチャンスは簡単に手放さないことです。

「ちょっと条件が違う」「写真を見る限り、そこまで好みではない」と思っても、まずは実際に見てみることをおすすめします。

写真と実際の印象が違うこともありますし、周辺環境や建物の雰囲気など、現地に行って初めて分かることもあります。

そして何より、一度断ってしまえば、その物件には戻れません。

条件の良い物件を探し続けているうちに、せっかくのチャンスを逃してしまうこともあります。

日本からのアパート探しはさらに難しい

日本にいる場合は、内見に呼ばれてもすぐに現地へ行くことができません。

オンライン内見に対応してくれる物件もありますが、少ないです。

また、外国人であることや、まだドイツに住んでいないことは、物件探しでは非常に不利です。

そのため、日本から探す場合は、オンライン内見が可能な物件を探すか、現地にいる知人やサポート会社などに代理で内見してもらうといいです。

代理で内見してもらう場合は、室内だけでなく、周辺環境や立地、写真では分からない部分まで確認してもらうと安心です。

自分で探す?プロに任せる?

ドイツ語での問い合わせや内見に対応でき、物件探しに十分な時間をかけられるのであれば、自分で探すのもいいですね。プロに依頼すれば、その分費用もかかります。

一方、仕事や研究で時間がない方、自分で探してみたもののなかなか見つからない方、日本にいるうちに住居を決めたい方にとっては、物件探しそのものが大きな負担になります。

そんなときは、さっさとプロに頼んでしまうのも一つの方法です。

時間をかけて自分で探すか、費用をかけて条件に合う物件をプロに探してもらうか。時間や予算に合わせて、無理のない方法を選ぶのが一番ですね。

ただ一つ!勤務先の企業が少しでも費用を負担してくれるのであれば、迷わずプロに頼むことをおすすめします。

内見が決まったら確認すること

せっかく内見が決まったら、部屋の広さやきれいさだけでなく、実際にそこで生活することを想定して内見しましょう。

ドイツのアパートは、日本では当たり前についている設備がなかったり、物件によって設備の違いが大きかったりします。

特に確認しておきたいのは、

  • キッチンは付いているか
  • 洗濯機はどこに置けるか
  • 照明はあるのか
  • エレベーターはあるか

などです。

中でも必ず確認してほしいのがキッチンです。ドイツではキッチンが付いていない物件が多いので、その場合は入居後に自分で購入・設置しなければなりません。これがかなり面倒なのです。特に2,3年の滞在であれば、できるだけキッチン付きの物件がおすすめです。

ドイツのアパートは驚くほど何もないので、入居後にDIYが必要になります。できれば、最小限の労力で住み始めたいですよね。

DIYについては、こちらの記事で詳しく説明しています。

賃貸契約で確認すること

無事に入居者として選ばれたら、いよいよ賃貸契約です。

契約書はドイツ語で書かれているので、分からないままサインするのはダメですよ。

特に確認しておきたいのは、

  • 家賃(Kaltmiete・Warmmiete)と、別途必要になる費用
  • 保証金(Kaution)
  • 契約期間
  • 解約条件・解約通知期間
  • 入居日
  • キッチンや家具など、引き継ぐ設備の扱い

などです。

また、契約書にはHausordnung(ハウスルール)が含まれていることもあります。静かにしなければならない時間帯や共用部分の使い方など、日本とは違うルールもあるので確認しておきましょう。

ドイツの家賃はどのくらい?

ドイツの家賃は、都市や広さ、家具の有無によって大きく異なります。

ざっくりとした目安は、

  • 単身(家具付き):700〜1,200€
  • シェアハウス(WG):350〜900€
  • 4人家族(家具付き):1,400〜2,000€
  • 4人家族(家具なし):900〜1,500€

くらいです。

ただし、ミュンヘンやベルリンなど家賃の高い都市では、この金額を大きく超えることもあります。また、同じ都市でも中心部か郊外かによって家賃はかなり変わります。

詳しい家賃や生活費については、こちらをお読みください。

まとめ

ドイツのアパート探しは、「いい物件を見つける」ことより、「内見を取る」ことの方が難しいです。

そして、大切なのは、内見が取れたら絶対に手放さないことです。 条件の良い物件には多くの希望者がいるため、せっかくつかんだチャンスは大切にしましょう。

日本からの物件探しや、自分で探すのが難しい場合は、現地のサポートを利用するのも一つの方法です。

ドイツ最西端の街、アーヘンでの住居探しや生活立ち上げにご不安のある方は、現地在住の日本人スタッフがサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。

文:レンガ

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