ドイツでは、静かに過ごさなければならない時間(安息時間:ルーエツァイト)や日曜日の全店休業、不在時の荷物を隣人が受け取る仕組みなど、日本とは大きく異なる生活ルールがあります。
本記事では、知らないと戸惑うドイツの生活ルールについて解説します。

安息時間:ルーエツァイト
ドイツには、安息時間:Ruhezeit(ルーエツァイト)と呼ばれる「静かに過ごさなければいけない時間」があります。
特にマンションやアパートに住む人々にとって、このルールは重要です。マンションの規定によって定められていることが多く、これを守らないと賃貸契約の解除や警察からの注意、さらには罰金が科されることもあります。
時間帯
Ruhezeit(ルーエツァイト)は、平日の夜22時から翌朝6時または7時、昼の13時から15時、そして日曜日や祝日の終日に適用されます。この時間には、洗濯機や掃除機を使用してはいけないほか、犬の鳴き声も控える必要があります(とても難しいですが)。州によってルールや時間帯が異なるため、具体的な規定はマンションの管理規約を確認するといいです。
Ruhezeitについては、ラジオ関西トピックスラジトピでの弊社記事をご覧ください。
日曜日・祝日は全店休業(閉店法)
ドイツでは、日曜祝日にすべての店舗が休業する「閉店法」という法律があります。この法律により、企業はもちろん、スーパーやドラッグストア、全ての店舗が休業のため、街は閑散としています。ちょっとした買い忘れがある場合、渡独当初は不便に感じることもありますが、慣れてしまえば問題ありません。また、アーヘンのようにオランダに近い地域では、オランダは日曜日も営業しているため、買い物には困りません。
日曜・祝日でも営業している店舗
- 中央駅併設のドラッグストア、パン屋など(短時間の場合あり)
- レストラン
- KIOSK
配達
ドイツでは、不在時に近隣住民が荷物を預かることが一般的です。
不在票が入っている場合もあれば、入っていないこともあり、その場合は後から近所の方が届けてくれることがあります。不在票が入っていないと、配達があったことに気づかず、近所の方に届けてもらって初めて知ることもあります。
また、スーパーなどには荷物受け取り用のロッカーが設置されており、そこで受け取ることもできます。さらに、近くの郵便局を受け取り場所として指定することも可能です。
日本から荷物を送る際は、税関手続きに注意が必要です。手続きで止まってしまうと受け取りまでに時間がかかるため、事前に送り方や送料、必要書類を確認しておくと安心です。
洗濯機の利用時間と干す場所
利用時間
ドイツでは、Ruhezeit(ルーエツァイト)に基づいて、各アパートや地域で洗濯機の利用禁止時間があります。例えば、「日曜日は終日利用禁止」「夜20時以降は使用不可」といったルールです。契約書や利用規約に書かれているので確認しましょう。
置き場所
洗濯機と乾燥機は、家の中に置けることもありますが、だいたいは地下に置きます。また、洗濯物は外に干さず、室内や共同の洗濯室に設置された物干し竿を使用するか、乾燥機を利用します。ただし、景観を損なわなければ、ベランダなどに干してもいいアパートもあります。
アパートの特徴と整え方についてはこちらをお読みください。
室内の換気
換気方法
ドイツの家は断熱性・気密性が高く湿気がこもりやすいため、通気口がない家も多く、頻繁な換気が必要です。一般的には、朝晩の2回に加え、シャワーや料理の後にも換気を行います。
換気の方法としては、短時間で窓を全開にして効率的に空気を入れ替える「Stoßlüften」が基本です。一方で、窓を少し開けたままにする「Kippstellung」は推奨されません。長時間窓を少し開けたままにすると壁が冷えて結露が発生し、カビの原因となるため、注意が必要です。
換気時間の目安
- 冬 3~10分
- 夏 20~30分
- 春秋 10~20分
エアコン
スーパーや公共交通機関、大学、企業などにエアコンはありますが、一般家庭にはありません。ドイツの家は、断熱性能が優れており、外気温の変化を受けにくいため、夏でも比較的涼しく、エアコンがなくても快適に過ごせます。
近年は30度を超える日も増えてきました。昼間は窓を開けても暑さがこもりがちなので、扇風機があると便利です。夜は窓から涼しい風が入りますが、虫が気になる方は扇風機が安心です。真夏は扇風機が売り切れてしまうので、早めの購入がおすすめです!
まとめ
ドイツでは、安息時間(静かに過ごさなければいけない時間)や日曜休業、配達の仕組みなど、日本とは異なる生活習慣が多くあります。最初は戸惑うこともありますが、ルールを理解しておくことでトラブルを防ぎ、スムーズに生活を始めることができます。
特に、騒音や近隣との関係は非常に重要なポイントとなるため、事前に知っておくことが大切です。また、こうした生活ルールに加えて、住居探しや各種手続きなどで戸惑う場面も多くあります。
アーヘンでの住居探しや生活立ち上げにご不安のある方は、現地在住の日本人スタッフがサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。