ドイツでは、日本とは違うルールやマナーが多くあります。
突然の訪問や誕生日の祝い方、日曜日の過ごし方、手の挙げ方など、日本では普通の行動でも、ドイツではマナー違反になることがあります。
また、マンションやアパートでは、静かに過ごす時間や洗濯機の利用時間など、生活上のルールが決められています。
この記事では、ドイツで暮らす前に知っておきたいマナーと生活ルールをわかりやすくまとめました。

これ、ドイツでやってはいけません
日本では普通のことでも、ドイツでは「それはやらないほうがいい」ということがあります。
突然の訪問、誕生日より前のお祝い、日曜日の洗濯や掃除機、パーでの挙手など、生活の中で気をつけたいマナーを紹介します。
① 突然の訪問
ドイツでは、アポイントなしの訪問は失礼とされます。
友人や知人であっても、必ず事前に連絡して予定を確認するのが基本です。
ちょっと渡すものがあるから行きがけに寄って行こう、というのもよくないのでお気をつけください。
② 誕生日より前に祝う
ドイツでは誕生日を事前に祝うのは縁起が悪いとされています。
お祝いは必ず当日以降に行うのが一般的です。
③ 誕生日なのに何も用意しない
日本では周囲がお祝いすることが多いですが、ドイツでは誕生日を迎える本人がもてなします。
職場や学校にケーキを持参したり、友人に食事をふるまったりします。
④ 子どもの誕生日会で大人数を招待する
ドイツの子どもの誕生日会では、年齢と同じ人数を招待することが多いです。たとえば5歳なら5人程度です。
日本のようにクラス全員を呼ぶというより、仲の良い友達を少人数招待する形が一般的です。
⑤ 日曜日に洗濯機や掃除機を使う
日曜日は「休息の日」とされており、マンションでは掃除機や洗濯機の使用、庭の草刈りなどを控える必要があります。
近隣トラブルにつながることもあるため注意が必要です。
⑥ 静かな時間(ルーエツァイト)にうるさくする
マンションで決められているルーエツァイトの時間帯には、音を控えるルールがあります。
大きな音や騒ぎ声はマナー違反とされます。
⑦ パーで手を挙げる
ドイツでは、授業や会議などで手を挙げるとき、手のひらを広げて高く挙げるのではなく、人差し指を立てて挙手します。
手のひらを広げた挙手は、歴史的な背景から避けたほうがよいとされることがあります。特に学校などでは、人差し指を立てて挙げることを覚えておくと安心です。
⑧ 時間を守らない
ドイツでは時間に対して非常に厳格です。
約束の時間に遅れることは失礼とされるので、時間厳守です。
知っていれば問題ないことでも、知らないと周りとうまくいかなくなることがあります。ドイツで楽しく生活するためにも、知っておきたいマナーですね。
知らないと困るドイツの生活ルール
マンションやアパートには、生活ルールが決められています。
ルーエツァイト
ドイツには「ルーエツァイト(Ruhezeit)」と呼ばれる、静かに過ごす時間があります。
マンションの規定として定められており、守らない場合は、管理会社や近隣住民から注意を受けることがあります。
一般的な時間帯は以下の通りです。
Ruhezeitについては、ラジオ関西トピックスラジトピでの弊社記事をお読みください。
日曜・祝日は全店休業
ドイツでは、日曜・祝日に多くの店舗が休業する「閉店法」があり、スーパーやドラッグストアなどは営業していません。
これは、日曜日を休息日として大切にする考え方や、労働者の休養を守る目的があります。
日本の感覚で「日曜にまとめ買いしよう」と思っていると、どこも閉まっていることがあるので注意が必要です。
なお、中央駅に併設された店舗(ドラッグストア・パン屋・レストラン・KIOSKなど)は営業しています。
また、オランダに近い地域では、日曜営業しているオランダ側の店舗を利用する人もいます。
配達はご近所さんが受け取る
ドイツでは、不在時に荷物を近隣住民が受け取ることが一般的です。
日本人には驚く仕組みですが、宅配ボックスが少ないため、意外と合理的でもあります。
不在票が入っていないこともあり、後から近所の方に届けてもらって初めて気づくこともあります。
近所に預けられるのが不安な場合は、スーパーのロッカーや郵便局で受け取る方法もあります。
日本から荷物を送る際の詳細は下記をお読みください。
洗濯機の利用時間と干す場所
ドイツでは、Ruhezeit(ルーエツァイト)に基づき、マンション・アパートでは洗濯機の利用時間が制限されています。
例えば「日曜日は終日禁止」「夜は使用不可」など、アパートごとにルールが決められているため、契約書の確認が必要です。
洗濯機や乾燥機は地下の共用スペースに設置されていることが多く、洗濯物は室内や共同スペース(地下)で干すのが一般的です。
景観を損なわない場合に限り、ベランダで干せる物件もあります。
アパートの特徴と整え方についてはこちらをお読みください。
室内の換気
ドイツの住宅は断熱性・気密性が高く、湿気がこもりやすいため、こまめな換気が必要です。
朝晩に加え、シャワーや料理の後にも換気を行います。
基本は、窓を全開にして短時間で空気を入れ替える「Stoßlüften」です。
窓を少しだけ開ける「Kippstellung」は、結露やカビの原因になるため推奨されていません。
換気時間の目安:
エアコン
ドイツでは、一般家庭にエアコンはほとんど設置されていません。
住宅の断熱性能が高いため、夏でも比較的涼しく過ごせる設計になっています。
ただし近年は30度を超える日も増えており、日中は室内に熱がこもることもあります。
そのため、扇風機があると快適に過ごせます。特に真夏は品薄になるため、早めの購入がおすすめです。
まとめ
ドイツには、日本とは異なるマナーや生活ルールがあります。
特に、ルーエツァイトを知らずに大きな音を出してしまうと、近隣トラブルにつながることもあります。
突然の訪問や誕生日の祝い方、日曜日の過ごし方、配達の受け取り方など、日本では普通のことでも、ドイツでは注意が必要な場面があります。
知らないと困るマナー・ルール・タブー
- 突然の訪問はNG(事前連絡が基本)
- 誕生日は当日以降に祝う
- 日曜日は静かに過ごす ルーエツァイト(静かな時間)に注意
- 時間は厳守(遅刻NG)
- 配達は近隣に預けられることもある
- 日本と違うルールを事前に知っておくことが大切
ドイツで安心して暮らすためには、日本との違いを事前に知っておくことが大切です。
マナーや生活ルールを理解しておくことで、余計なトラブルを避け、現地での生活をよりスムーズに始められます。
また、こうした生活ルールに加えて、住居探しや各種手続きなどで戸惑う場面も多くあります。
アーヘンでの住居探しや生活立ち上げにご不安のある方は、現地在住の日本人スタッフがサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。