ドイツでアパートを契約する際は、契約書の確認が非常に重要です。
契約書はドイツ語で書かれており、内容を十分に理解しないままサインしてしまうと、後からトラブルになる可能性があります。
特にドイツの賃貸契約では、「契約書の内容確認」と「入居時のチェック」が重要なポイントです。
この記事では、契約時に確認すべき内容や入居時の注意点、よくあるトラブルについて整理しています。
ドイツの物件探しの流れについては、「プロが教えるドイツの物件探し」で詳しく解説しています。

契約前に確認すべきポイント
ドイツでは、契約内容がすべての基準となります。サインする前に、以下の点を必ず確認しておきましょう。
家賃(Kaltmiete / Warmmiete)
家賃は「Kaltmiete(基本家賃)」と「Warmmiete(共益費込み)」の2種類があります。
表示が安く見える場合でも、実際に支払うのはWarmmieteであるため、合計金額を必ず確認してください。
家賃や生活費の目安については、こちらの記事で詳しく解説しています。
保証金(Kaution)
保証金は通常、Kaltmieteの3ヶ月分です。
退去時に返金されますが、修繕費などが差し引かれるため、全額戻らない場合もあります。
契約期間・解約条件
契約期間や解約通知の期限も重要です。
ドイツでは、解約は「3ヵ月前に通知」が一般的です。契約時に特別な記載がない場合は、このルールが適用されます。
また、契約期間に縛りがある物件もあり、その場合は途中解約ができません。契約前に、自身の滞在期間に合っているかを必ず確認しておきましょう。
こうした条件は契約前に確認することが重要ですが、設備や周辺環境などは内見時にしか分からないことも多いため、あわせてしっかり確認しておく必要があります。
内見については、こちらの記事をお読みください。
契約書の重要性
ドイツでは契約書がすべての基準となるため、賃貸契約においても契約書の内容確認が非常に重要です。
契約書はドイツ語で作成され、家賃や解約条件、修繕の責任範囲など、日本とは異なるルールが記載されています。
特に以下の点は必ず確認してください。
また、契約書は双方で内容を確認し、おかしな点や修正したい箇所、追記したい内容があれば事前に相談することも可能です。
内容を理解せずにサインしてしまうと、後からトラブルになる可能性がありますので、流し読みせず、しっかり確認しましょう。
不動産会社の仲介手数料
数年前に法律が改正され、不動産会社に仲介手数料を支払う必要はなくなりました。でも、どこかで費用が上乗せされているのは事実なのですが、、、もし、不動産会社から「仲介手数料はいくらです」と言われた場合、きっぱりと「払う必要はありません」と伝えてください。日本人は違和感があってもつい我慢してしまいがちですが、ドイツに住むのであればしっかり主張することが重要です。
弊社のような仲介業者はサポート料金が発生しますので、混合しないようにお気を付け下さい。
入居時のチェックポイント
入居時には、家主または不動産会社と一緒に部屋の状態を確認し、「入居確認書」にサインします。
このサインは、「現状に問題がないことを認めた」ことになるため非常に重要です。
以下の項目は必ず確認してください。
- 水道やガスメーターの数値
- キッチン扉や設備の動作確認
- 壁や天井のカビの有無
- 窓や鍵の開閉確認
- 鍵の本数
不具合があった場合は、その場で必ず報告し、記録を残しておくことが大切です。
よくあるトラブル
一番多いトラブルは、契約内容の認識違いです。家賃の値上げに関する条件や、家具付き物件で設備が故障した場合の対応責任など、日本とは異なるルールが多くあります。
契約内容を十分に理解しないままサインしてしまうと、後からトラブルになる可能性があります。
保証金が返金されない
退去時に修繕費が差し引かれ、想定より返金が少ないことがあります。
だいたい、退去後1ヵ月以内に返金されます。
修繕対応が遅い
設備トラブルが発生しても、すぐに対応してもらえないことがあります。場合によっては修繕されないまま退去となることもあるため、契約時の事前の取り決めと入居時の設備確認が重要です。
契約内容の認識違い
契約書の理解不足により、想定と異なる条件でトラブルになることがあります。特に家賃の値上げ条件などは見落としやすいため、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
まとめ
ドイツの賃貸契約では、家賃表示(Kaltmiete・Warmmiete)の違いや保証金、契約条件など、日本とは異なるポイントを事前に理解しておくことが重要です。
また、契約書の内容確認や入居時のチェックを丁寧に行うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
アーヘンでの物件探しや契約、生活立ち上げについては、現地在住の日本人スタッフがサポートしています。初めてのドイツで不安がある方も、お気軽にご相談ください。
文:レンガ