ドイツは3ヵ月以内であればVISAなしで滞在できますが、それ以上滞在する場合は、VISAまたは滞在許可証が必要になります。
以前は、「まずはVISAなしで入国して、3ヵ月以内に滞在許可証を申請すれば大丈夫」と考えていましたが、現在は多くの地域で、滞在許可証の申請予約が取れず、数ヶ月手続きが進みません。
では、ドイツに長期滞在する場合、どうすればいいのでしょうか?
渡航前にできる対策と滞在許可証の申請についてご説明します。

VISAと滞在許可証の違い
ドイツへの長期滞在で、まず分かりにくいのが「VISA」と「滞在許可証」の違いです。
簡単にいうと、
です。
VISA(ビザ)
滞在許可証(Aufenthaltstitel)
滞在許可証の予約が取れない
これまでは、日本人の場合、まずVISAなしでドイツへ入国し、90日以内に現地で滞在許可証を申請するという流れが一般的でした。
以前は現在ほど予約を取ることが難しくなかったため、渡航後に手続きを始めても、比較的スムーズに進めることができました。
しかし現在は、滞在許可証の申請予約がなかなか取れない状況が続いています。
実際に起きている状況
予約が取れないとどうなる?
研究留学や音大留学をする方は、留学中に学会や研究発表、コンクール、オーディション、コンサートなどでドイツ国外へ行く機会が多くあります。
また、日本へ一時帰国することもありますね。
しかし、VISAなしで入国し、滞在許可証の手続きが完了していない状態で出国すると、再入国時に問題が生じる可能性が高くなります。本当に大変なんです。
どう対策したらいい?
現在おすすめしているのが、渡航前に日本でVISAを取得することです。
以前は3ヵ月間のVISAが主だったのですが、現在は条件によって、1年間のVISAを取得できることもあります。
VISAを取得することで、
- 1年以内の滞在 → VISAのみで滞在できる
- 長期滞在 → 現地で滞在許可証を申請するまでの時間に余裕ができる
有効なVISAがあれば、学会やコンサート、一時帰国などで国外へ行く際の不安もなくなり、「90日以内に滞在許可証を取らなければ」と焦る必要がないため、精神的な負担が減りますね。
*下記にはご注意ください
滞在許可証申請前に確認しておくこと
特に重要なのは、住居の確保です。賃貸契約がないと住民登録ができず、滞在許可証の申請にも進めません。
ドイツの物件探しについて、詳しくはこちらの記事をお読みください。
滞在許可証の申請方法
必要書類
- パスポート
- 住民登録(Anmeldung)
- 賃貸契約書
- 健康保険証明
- 在学証明または雇用契約書
- 証明写真
- 申請書
※必要書類は滞在目的や地域によって異なりますので、申請前に管轄の外国人局で確認してください。
予約方法
予約方法は地域によって異なりますが、一般的には、
などがあります。
まとめ
現在、ドイツでは滞在許可証の予約が取りづらく、「VISAなしで渡航して、現地で滞在許可証を申請する」という方法では、手続きが予定通りに進まないことがあります。
長期滞在を予定している方は、渡航前にVISAを取得できるか確認し、住居探しや滞在許可証の申請まで見据えて準備しておくといいです。
弊社では、アーヘンでの住居探しから住民登録、銀行口座開設、滞在許可証の手続きまで、現地在住の日本人スタッフがサポートしております。
アーヘンへの研究留学・音楽留学を予定されている方は、お気軽にご相談ください。
文:レンガ