ドイツへ長期滞在する際、「最初の3ヶ月はVISAなしで入国し、現地で滞在許可証を申請すれば大丈夫」と考えがちです。
しかし現在は、滞在許可証の申請予約が取れず、数ヶ月手続きが進まないことが各地で発生しています。
そのため現在は、渡航前にVISA取得と滞在許可証の手続きを見据えた準備が重要になっています。
本記事では、VISAと滞在許可証の違い、現在の状況、そして具体的な対策について整理します。

VISAと滞在許可証の違い
ドイツ渡航にあたり、まず混乱しやすいのが「VISA」と「滞在許可証」の違いです。
この2つ、役割がまったく異なります。
VISA(ビザ)
ドイツに入国するための許可
滞在許可証(Aufenthaltstitel)
ドイツに滞在するための許可
滞在許可証の予約が取れない問題
これまで一般的だった「VISAなしで入国 → 現地で滞在許可証申請」という方法は、現在はリスクが高くなっています。
理由はシンプルで、滞在許可証の申請予約が取れないためです。
実際に起きている状況
実際に起きている流れ
これまでの一般的な流れ
これまでは、日本人の場合、下記の流れが一般的でした。
コロナ以降は例外的に滞在期間が延長されることもあり、比較的柔軟な運用がされていました。
対策
日本でVISAを取得する
こうした状況から、現在おすすめしているのが「渡航前に日本でVISAを取得する」ことです。
コロナ禍以降、日本で取得できるVISAの期間が延び、1年VISAを取得できることも増えています。
- 1年以内の滞在 → VISAのみで対応可能
- 長期滞在 → 滞在許可証までの猶予ができる
つまり「手続きまでの時間的余裕を確保できる」ことが最大のメリットです。
注意点
そのため、「必ず取れる」ではなく「取れる可能性がある」前提で準備することが重要です。
許可証の申請まで見据えて準備する
VISAを取得して渡航した場合でも、ドイツ到着後には滞在許可証の申請が必要になります。
しかし現在は、滞在許可証の申請予約が取りづらく、手続きがスムーズに進まないので、VISAの取得だけでなく、渡航後の手続きまで見据えた準備が重要です。
事前に確認すべきこと
特に重要なのは、住居の確保です。賃貸契約がないと住民登録ができず、滞在許可証の申請もできません。
ドイツの物件探しについて、詳しくはこちらの記事をお読みください。
滞在許可証申請
必要な書類
- パスポート
- 住民登録(Anmeldung)
- 賃貸契約書
- 健康保険証明
- 在学証明または雇用契約書
- 証明写真
- 申請書
重要ポイント
住居(賃貸契約)がないと申請できません
つまり、下記の流れで、手続きが止まります。
物件が決まらない
→ 住民登録ができない
→ 滞在許可証が申請できない
実際の物件探しの流れと対策については、こちらの記事をお読みください。
予約方法
通常の予約方法は以下です。
現地で予約を取る前提で渡航するのは、現在の状況ではリスクが高いです。
また、渡航後は手続きだけでなく、ドイツ特有の生活ルールや習慣にも注意が必要です。静かな時間のルールや日曜休業など、詳しくはこちらの記事でまとめています。
まとめ
ドイツのVISAと滞在許可証の状況は、ここ数年で大きく変わりました。
下記は重要です。
ドイツに留学などで長期滞在する際は「現地で何とかする」ではなく「事前準備がすべて」です。
弊社では、アーヘンでの住居探しから住民登録、銀行口座開設、滞在許可証の手続きまで、現地在住の日本人スタッフが一貫してサポートしております。
特に現在は、物件・手続き・VISAの準備がすべて連動しているため、事前準備の質がそのまま渡航後の生活に影響します。
アーヘンへの留学準備についてご不安な方は、お気軽にご相談ください。
文:レンガ